▶︎後藤明生(ごとう・めいせい)

 

一九三二年四月四日、朝鮮咸鏡南道永興郡永興邑生まれ。敗戦後、旧制福岡県立朝倉中学校に転入。早稲田大学第二文学部露文学科卒。在学中の一九五五年、「赤と黒の記録」が全国学生小説コンクールに入選、「文藝」に掲載。卒業後、博報堂を経て平凡出版に勤務。一九六二年、「関係」で文藝賞佳作。一九六七年、「人間の病気」で芥川賞候補。翌年、専業作家に。一九七七年、『夢かたり』で平林たい子文学賞、一九八一年、『吉野大夫』で谷崎潤一郎賞、一九九〇年、『首塚の上のアドバルーン』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。一九八九年、近畿大学文芸学部の設立にあたり教授に就任。一九九三年より同学部長を務めた。一九九九年八月二日、逝去。

 

◉参考:http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/4111/shiryou2.html

 

 

▶︎主な著作

 

『私的生活』新潮社/1969年

『笑い地獄』文藝春秋(のち集英社文庫)/1969年

『何? 後藤明生作品集』新潮社/1970年

『関係』皆美社/1971年

『書かれない報告』河出書房新社/1971年

『円と楕円の世界』河出書房新社/1972年

『後藤明生集 新鋭作家叢書』河出書房新社/1972年

『挟み撃ち』河出書房新社(のち集英社文庫、河出文庫、講談社文芸文庫)/1973年

『疑問符で終る話』河出書房新社/1973年

『ロシアの旅』北洋社/1973年

『四十歳のオブローモフ』文藝春秋(のち旺文社文庫)/1973年

『分別ざかりの無分別』立風書房/1974年

『パンのみに非ず』角川文庫/1974年

『雨月物語紀行 歴史と文学の旅』平凡社/19754年

『眠り男の目 追分だより』インタナル出版社/1975年

『思い川』講談社(のち講談社文庫)/1975年

『不思議な手招き』集英社/1975年

『大いなる矛盾』小沢書店/1975年

『夢かたり』中央公論社(のち中公文庫)/1976年

『めぐり逢い』集英社(のち集英社文庫)/1976年

『行き帰り』中央公論社(のち中公文庫)/1977年

『笑坂』筑摩書房(のち中公文庫)/1977年

『夢と夢の間』集英社/1978年

『虎島』実業之日本社/1978年

『酒/猫/人間』立風書房/1978年

『嘘のような日常』平凡社(のち中公文庫)/1979年

『針の穴から』集英社/1979年

『ある戦いの記録』集英社文庫/1979年

『八月・愚者の時間』作品社/1980年

『吉野大夫』平凡社(のち中公文庫)/1981年

『見える世界、見えない世界』集英社/1981年

『笑いの方法 あるいはニコライ・ゴーゴリ』中央公論社(のち福武文庫)/1981年

『女性のための文章教室 可能性を発見する24章』中央公論社/1982年

『汝の隣人』河出書房新社/1983年

『復習の時代』福武書店/1983年

『小説 いかに読み、いかに書くか』講談社現代新書/1983年

『おもちゃの知、知、知』冬樹社/1984年

『謎の手紙をめぐる数通の手紙』集英社/1984年

『自分のための文章術』三省堂選書/1985年

『壁の中』中央公論社/1986年

『使者連作』集英社/1986年

『蜂アカデミーへの報告』新潮社/1986年

『ドストエフスキーのペテルブルグ』三省堂/198年

『文学が変るとき』筑摩書房/1987年

『カフカの迷宮/悪夢の方法』岩波書店/1987年

『もう一つの目/エッセイ集』文藝春秋/1988年

『首塚の上のアドバルーン』講談社(のち講談社文芸文庫)/1989年

『行方不明』福武文庫/1989年

『スケープゴート』日本文芸社/1990年

『メメント・モリ 私の食道手術体験』中央公論社/1990年

『しんとく問答』講談社/1995年

『小説は何処から来たか 二〇世紀小説の方法』白地社/1995年

『小説の快楽』講談社/1998年

『日本近代文学との戦い/後藤明生遺稿集』柳原出版/2004年

『この人を見よ』幻戯書房/2012年

 

◉参考:後藤明生創作年譜